リジン

リジンは、様々な種類のアミノ酸からタンパク質などを作るアミノ酸です。
つまり、体内にある色々な種類のアミノ酸を変形、連結し、コラーゲンタンパク質などに作り上げる仕事をするのは、このリジンというアミノ酸なのです。

この力を使い、摂取した、カルシウムやブドウ糖がタンパク質に結合する際にも働きます。これが、『リジンがカルシウムやブドウ糖の吸収を助ける』といわれる様になったのだと思います。

リジンには、成長促進作用や疲労回復という効果がある、と言われていますが、それは、このタンパク質などの生成の働きによる効果もあると思われます。

含まれる食材は?

主に、牛乳、チーズ、大豆、インゲン豆、まぐろなどの魚介類、卵、などに含まれています。

このリジン、1日あたりの必要量は、
『1〜1.5グラム』
だといわれています。

結構、多いですね。
しかし、他のアミノ酸と違い、

リジンは、体内で生成出来ません

『必須アミノ酸』といわれていて、食品など外部から摂取しないとダメなのです。

ココが問題だと思います。
といいますのも、食事だけでは、1グラムまでは、なかなか届きません。無理も無い事です。

しかし、タンパク質を作る職人さんのようなリジンの摂取が不足している状態では、お肌に良い、と思われる厳選した食材を食しても、タンパク質にならないという事です。ムダになってしまうわけです。
これでは、もったいないですよね。

だからといって、まぐろなどの魚料理ばかりを食べる事は難しいですから、朝昼晩の食事に、牛乳やチーズ、大豆をプラスしても良いかもしれません。

体内の代謝で生成されたアミノ酸(グリシン、アラニン、プロリン)や、食事で摂取された様々なアミノ酸が、できるだけ効率的にコラーゲンタンパク質などに変わる為にも、リジンの摂取を意識したいですね(^-^)。


ヒドロキシリシン?

コラーゲンの構成要素といわれていて、最近、話題になり始めた、ヒドロキシリシン、という名のアミノ酸。
このヒドロキシリシンは、体内で、酸化還元酵素(リシルヒドロキシラーゼ)が、リジンを酸化させ、合成し、作り出されます。

という事は、元になるリジンが不足していれば、このヒドロキシリシンも少なくなってしまうのです。
(>_<)


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