プロリン、ヒドロキシプロリン、グルタミン酸の特徴と解説、説明

■プロリン

プロリンは、コラーゲンタンパク質の組成に必ず存在するアミノ酸です。

プロリンは、破壊されてしまったコラーゲンを修正する働きもします。
つまり、このプロリンが頑張ってくれているおかげで、コラーゲンの合成の促進がなされ、お肌の張りや保湿などが保たれるのです！。
お肌の健康維持の為に、とても大事なアミノ酸です。

プロリンは、グルタミン酸というアミノ酸が、アルギニン→オルニチンというアミノ酸に形を変え、更にそこからまた形を変え作られるアミノ酸です。
つまりプロリンは、グルタミン酸を材料として、体が必要とする分だけ生成されるのです。

含まれる食材は？

プロリンは、グルタミン酸から作られるアミノ酸ですので、グルタミン酸が含まれる食材を考えます。

主に、緑茶、昆布、魚、ゴマ、卵、シイタケ、トマト、チーズ、鶏肉、などに含まれます。

☆プロリン、グルタミン共に、基本的には、代謝機能などにより、体内で自動的に生成されるアミノ酸ですから、意識して食する必要は無いと言われています。

しかし、このグルタミン。極度の疲労状態の際、体内での生成が間に合わなくなる時があります。
使い過ぎてしまうのですね。
すると、プロリンの生成に回される量も少なくなってしまうので、お肌に異常をきたす時があります。

ですから、グルタミン酸に関しては、お肌の状態が良くない時などは、意識して食しても良いのではないのでしょうか。

食する時の注意点なのですが、グルタミン酸は、『熱』に弱いので、出来る限り『生食』で食する事が良いと思います。

チーズやトマト、昆布のサラダを作ってみたり、生卵かけご飯を食べてみる、お寿司やお刺身なども。
お好みに合わせて準備してみてはいかがでしょうか？。

ヒドロキシプロリン？

今話題になっている『ヒドロキシプロリン』は、プロリンをベースにして、酵素の働きによりヒドロキシル化されて作られます。
体内に存在しているプロリンの約半分近くが『ヒドロキシプロリン』になります。

この『ヒドロキシプロリン』もプロリンから作られるわけですから、体内で自動的に生成されるアミノ酸という事になりますので、極度の疲労状態でもない限り、意識する必要は無いと思います。

次の章へ
コラーゲンガイド
TOPﾍﾟｰｼﾞへ